僕たち夫婦には結婚してもなかなか子どもができませんでした。

最初に二人で不妊治療の病院に行き初めてから、息子を授かるまでには3年ほど掛かりました。やっと妊娠したと喜んだのもつかのま、妊娠9週で流産してしまったこともありました。

不妊治療は子どもが欲しいと願う夫婦二人で取り組む共同作業です。夫があまり関心を示さなかったり、それが態度に出てしまうと妻をイライラさせてしまうことがあります。

僕にはこんな失敗談がありました。
不妊外来に妻と一緒に行った時、妻が診察に呼ばれ診察室に入って行く時、「俺エルゴラ読んでていい!?」って言ったらしいんですよ。あっ、エルゴラってサッカー専門新聞のことです。

帰りの車で妻はシクシクと泣いていました。

その発言に妻はイライラしたと最近聞きました。彼女からしたら自分は診察室で診察を受けるのに、夫にそんな能天気な発言されたらイライラしますよね。温度差を感じて悲しくなりますよね。そりゃ泣きますよね。

そんな失敗談がありつつも、僕の態度で助かったこともあるようなんです。

それは「イライラをイライラで返さなかった」こと。
クリニックへの通院は妻一人で行くことが多々ありました。僕は仕事で毎回は行けないんですが、妻だってそれは同じ。そこをなんとか都合をつけて妻は通院してるんですね。

タイミングを取っては失敗を繰り返し、次の周期がいつになるかもわからない。診察を受ければ、卵胞の育ちが悪かったり。

うまくいかないことだらけなんですよ。不妊治療って。

一人で通院して、結果がでなくて、寒風吹きすさぶ帰り道。僕にイライラしたメールを何度も送ったみたいなんです。
でも僕はそれにイライラで返さなかったと。

「お疲れさまー!近くまで迎えに行くよー!」みたいな。

僕が体験して感じたこととしては、不妊治療は夫婦二人で取り組むことなんだけど、その負担ってやっぱ妻にくるんですよ。基礎体温計で毎朝検温すること、薬を飲むこと、自己注射すること、診察を受けにいくこと。状況によっては風邪薬を飲むこともできない。
全部妻自身がやることなんですよね。超ハードワーク。
二人で取り組む問題なんだけど、 夫がやることなんて実質ほぼない。

その中でいかに妻を孤独にしないか。

不妊治療における夫の役割ってそこなんじゃないかなと思います。
具体的には妻の気持ちに寄り添って話をきくこと。一緒にいる時間を多く持つこと。気遣ってあげること。できる限り病院に一緒にいくこととか。

でもこれだけだときっと不十分。

ポイントはググること

ポイントは妻の知識に遅れないよう、ちょっと携帯でググっておくこと。これ重要です。僕は少しここは足りなかった。

不妊治療の過程で、どうしても僕は妻より知識が遅れてきてしまいました。なぜかっていうと、通院に毎回一緒にいけるわけではないし、行けたとしても診察室に入れるのは妻のみで、夫は外で待っていることも多いんです。そうなってくると妻との温度差や、知識レベルの差がどうしても生じやすくなる。

そこを最小限に抑えるのが、ググって調べておくってこと。

不妊治療の内容に関しては男性としてはわかり辛いものも多いかと思います。そこで、わからないものはググってどんなものか概要だけでも把握しておく。例えば「多嚢胞性卵巣症候群」ってなんだろうとか。「自己注射」って何のためにするんだろうとか。

そうすると奥さんとの会話にもなんとかついていけますし、『わからないなりに、自分で興味を持って調べてくれているんだ』って思ってもらえればありがたいですよ。そうすると、奥さんも安心できるし、不妊治療に夫婦で取り組んでる感も出てくると思いますよ。

以上、経験者が語るの巻でした。




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