働く母親の姿が見たかった




小学生4年生から数年間、母は仕事をしていました。
でも長くは続かず、その後は働く姿を見ることはできませんでした。

小学校高学年の時は母と兄と3人で暮らしていたのですが、我が家は母に収入がありません。
祖母が毎月「生活費」を届けに来てくれていました。

生活費をもらうことを母は「あんなひどいことしたんだからこれぐらい当然よ」と言っていました。

いつも母はベッドで横になってばかり。
日曜日の朝ごはんは500円もらって、一人で外に食べにいっていました。

「起きてよ」「ご飯作ってよ」「働かないの?」とか、言いづらい雰囲気で。
そういうこと言うと、「私は体が弱いの。そんなこというなんてひどい」と言って泣かれてしまうんですよ。

話がそれました。

働かない親の下で育った子どもは、大人になって働く時に独特の苦労があるんじゃないかと思います。僕はそうでした。

「働いて給料をもらって生活していく」って頭ではわかっていても、働く親の背中を見ていないから体感として下準備ができていないんですよね。

僕の場合だと兄がそこの部分で苦労してたのも見てたので、働くってことに対するハードルが余計上がっちゃった気がします。

更に母子家庭育ちだと大人の男性と接した経験値が少ない為、男性中心の社会に出ると、目上の男性が苦手に思えることが僕には多々ありました。

バイトが長続きしない、自己嫌悪に陥る、というスパイラルが僕にはありました。
社会になかなか適応していけない自分を情けなく感じてしまったり。

これは1つずつできるようになって自信をつけ、周囲に認めてもらい、後輩に仕事を教え…と、小さな成功体験を自分自信で積み上げることで、かなり払拭はできた感じはしますが、その過程はやはり大変でした。




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