スーザンフォワード著「毒になる親」の感想




最近「毒親」という言葉をよく見ます。僕自身、少し複雑な家庭で育って、母親との確執もあったりしたんですね。それで結婚する前に絶縁し、今は距離を取って過ごしているんですね。
 
母のどういうところが僕にとって毒だったのかというと、
 
・彼女自身の問題に僕を巻き込んできたこと
・彼女自身が色々な問題を抱えており、その為に僕は彼女の世話をしなければならなかったこと
・僕に罪悪感を感じさせ、自分の思い通りに行動させようとしてくるところ
・自分が被害者のようにふるまい、僕を加害者のように扱うところ
 
こういう家族の問題って凄く難しいですよね。高校生の頃、初めてアダルトチルドレンという言葉を知り、そういう本をいくつか読んだりもしました。機能不全家庭なんて言葉も知り、そういう本も読んでみたりもしました。僕自身はACというほど、子ども時代に子どもとして振舞えなかったわけではないと思うんですよ。自分の人生、自分の責任で自分のやりたいようにやってきたという自負がある。笑
 
本書は今まで読んだ本の中で一番読みやすく、スーッと入ってくるものがありました。それは精神的虐待についてかみ砕いて書いてくれてるからなんですよ。身体的虐待や性的虐待ではない、世の中であまり虐待とは思われない精神的虐待。
 
僕の母親は彼女自身が自分の両親・兄弟との確執があった。そのことで彼女は凄く苦しんで、心が病んでいた。彼女の息子である僕から見ると、そういう母親には同情心や哀れみがわき、言いたいことが言いにくかったりしたんですよね。ちょっとしたことを質問したりすると、ひどい息子だみたいに言われたりもしました。
 
例えば、あれは僕が高校生の頃だったか、彼女があまりに祖母(彼女の母)に執着していたので、「おばあもしこの先死んじゃったらどうするの?オカンは自分の人生を生きた方がいいよ」と言ってみた。すると「どうしてそんな残酷なことが言えるの!?」と言われましたね。
 
そうか、俺は残酷な息子か。みたいな。笑
 
この本では「必ずしも親を許す必要はない」と書いてあることに凄く共感が持てました。僕は親と絶縁してるので、「許してない」ということになる。色々勇気を貰える本でしたよ。
 
『子どもの頃に親によってもたらされた辛い経験は子どもに責任はない』
これは子ども時代の僕に言ってあげたい言葉でした。
 
『子どもというのは誤った親を見下すようなことはしないばかりか、かえってそういう親を以前にも増して尊敬できるようになるものである』
これは自分が父親として学びになる言葉でした。僕の母もそうでしたけど、毒親ってとにかく子どもに謝らないんですよ。
 
もし自分が育った家庭で息苦しさを感じたり、親兄弟との確執があったりっていう方がいたら、一度読んでみてもよい一冊だと思いました。
 
 




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